火災保険の建物補償とは、住居そのものや、建物に付属する設備・付属物に生じた損害を補償するものです。ソニー損保は、建物とは「住居にのみ使用される建物」と、その建物に付属する門や塀などを指すと説明しています。
建物補償で対象になりやすいもの
建物補償の対象は、家の本体だけではありません。
ソニー損保は、建物の具体例として畳や備えつけ収納などの建具、建物に直接備え付けた電気・ガス・冷暖房設備、浴槽、流し、ガス台、調理台、門、塀、垣、物置、車庫、カーポートなどを挙げています。
チューリッヒも、建物として屋根、外壁、柱、基礎、玄関ドア、門、塀、フェンス、物置、カーポート、エアコン(室外機含む)、アンテナ、ソーラーパネル、給湯器、システムキッチン、浴槽、窓ガラス、畳、障子、ふすまなどを例示しています。
建物補償が役立つ場面
建物補償は、火災だけでなく、契約内容に応じてさまざまな被害に役立ちます。
たとえば、強風で屋根が破損した、雹でカーポートが壊れた、雪の重みでアンテナが damaged した、落雷で給湯器が故障した、といったケースです。
家財補償との違い
建物補償と家財補償の違いは、固定されているものか、持ち運べるものかで考えると分かりやすいです。
屋根、外壁、給湯器、アンテナ、窓ガラスなどは建物側、テレビ、ソファ、衣類、食器などは家財側です。
マンションの注意点
マンションでは、建物補償の範囲に注意が必要です。
ソニー損保は、マンションの場合、建物は専有部分を指し、廊下やバルコニーなどの共用部分は含まれないことが多いと説明しています。
チューリッヒも、共同住宅では住居にのみ使用される建物が対象で、廊下やバルコニーなどの共用部分は補償対象外と案内しています。
建物補償で注意したい点
建物補償があっても、対象外になるケースはあります。
たとえば、地震による損害は火災保険ではなく地震保険の範囲です。また、経年劣化や老朽化による損害は対象外になりやすいです。
さらに、カーポートは建物の対象でも、自動車本体は火災保険の対象外です。このように、同じ場所にあるものでも扱いが分かれることがあります。
申請時の基本
建物被害が出たときも、まずは写真撮影、保険会社への連絡、見積書の準備が基本です。ソニー損保は、損害写真と修理見積りが損害額確定の重要資料になると案内しています。
よくある質問
Q. 給湯器や室外機は建物補償ですか?
はい。建物に固定された付帯設備として扱われることがあります。
Q. カーポートは建物補償の対象ですか?
はい。付属建物として対象になる可能性があります。
Q. マンションのバルコニーも自分の建物補償で直せますか?
共用部分として扱われる場合は、個人契約では対象外になることがあります。
まとめ
火災保険の建物補償とは、家そのものと、そこに固定された設備や付属物を守る補償です。屋根や外壁だけでなく、給湯器、アンテナ、カーポート、窓ガラスなども関係するため、思っている以上に範囲が広い一方、マンションの共用部分や地震被害などは別扱いになることがあります。自分の契約で何が建物扱いか、あらためて確認しておくことが大切です。
火災保険の対象か迷ったらご相談ください
住宅被害が火災保険の対象になるか分からない方は、まずはお問い合わせフォームからご相談ください。状況に応じて、確認すべきポイントをご案内します。
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